港湾の安全を、数値で証明する

港湾・沿岸・水産

計量魚探・音響測深

マルチビーム測深・サイドスキャンソナー・地層探査による港湾水域総合調査

航路水深の確保、防波堤・潜堤の健全性確認、海底面の堆砂・洗掘診断——港湾管理に必要な3つの課題を、AGSは音響測深技術の組み合わせでワンストップに対応します。単ビームでは捉えられなかった「測線間の地形変化」を面的に可視化し、維持管理計画の精度を高めます。

発注者が抱える課題

課題1:航路・泊地の堆砂進行を正確に把握できない

従来の単ビーム測深(横断測量)では測線間の地形変化を捉えられません。不規則な堆積・洗掘が進んでいても見落とすリスクがあり、浚渫の要否・規模の判断に誤差が生じます。

課題2:防波堤・離岸堤・潜堤の変状が目視では確認できない

水中に没している構造物(離岸堤・潜堤・基礎捨石)は通常の目視点検が不可能です。洗掘による根固め材の流出や傾斜が発生しても、気づくのが遅れ、補修コストが膨らむケースがあります。

課題3:海底面の性状変化が施設維持計画に反映されていない

海底面が砂質か岩盤か、礫・粘土か——性状を把握しないまま浚渫計画を立てると、工法の選定ミスや追加工費が発生します。サイドスキャンソナーを活用すれば海底面の反射強度差から性状分布を推定できます。

課題4:3次元・面的データへの移行ニーズへの対応

i-Construction推進に伴い、港湾管理者や発注機関から「横断図+点群データ」「BIM/CIM対応成果」を求める声が増えています。従来の2次元横断図だけでは対応できないケースが生じています。

AGSの解決アプローチ

AGSはマルチビーム測深・サイドスキャンソナー・地層探査を組み合わせ、港湾水域の地形・構造物・海底下を総合的に調査します。

STEP 01 事前調査・測量計画立案

港湾管理者の維持管理台帳・過去の測量記録・施設台帳図面を確認し、重点調査エリア(変状疑いの箇所・前回調査からの変化が大きい箇所)を特定。調査船の航路計画・センサー配置を最適化します。

STEP 02 マルチビーム測深(航路・泊地の面的水深計測)

マルチビームソナーを搭載した測量船で航路・泊地を面的に計測。扇状に広がる多数の音波が一度に広範囲を捉えるため、測線間の空白なく海底地形データを取得します。水深図・縦横断図・3次元鳥瞰図の作成が可能です。

STEP 03 サイドスキャンソナー(海底面性状調査)

水中を曳航するサイドスキャンソナーが左右に音波を照射し、海底面の反射強度を画像化(モザイク画像)。砂・礫・岩盤・転石・廃棄物などの性状分布を把握し、浚渫工法の選定根拠や構造物基礎周辺の洗掘確認に活用します。

STEP 04 地層探査(海底下の状況確認)

浅層地層探査機により海底下の地層構造(埋没護岸・基礎石・軟弱層の深さなど)を把握。防波堤基礎の安定性評価や浚渫深度の検討に必要な地盤情報を提供します。

STEP 05 解析・報告書・成果物納品

取得したデータを統合解析し、水深図・縦横断図・海底面性状モザイク画像・地層断面図を作成。i-Construction対応の点群データ(LAS形式等)と合わせて納品します。

AGSを選ぶ技術的根拠

マルチビームによる面的計測——測線間の盲点をゼロに

単ビーム測深が「点と線」のデータしか取れないのに対し、マルチビームは扇状に広がる多数の音波で帯状の面データを一度の航行で取得します。測線間に隠れていた局所的な洗掘・堆積も確実に捉えます。維持浚渫の要否判断・構造物基礎の変状把握に必要な「地形全体像」が初めて得られます。

サイドスキャン+地層探査の組み合わせで「海底面」と「海底下」を同時把握

「何がある」(サイドスキャン:海底面の性状)と「何が埋まっているか」(地層探査:海底下の地層)の2つの情報を同時に得られる体制を持ちます。浚渫工法の選定から基礎構造の安定評価まで、一業者でカバーできます。

i-Construction対応・3次元データ納品

国土交通省のi-Construction基準に準拠した点群データ形式で納品。取得した海底地形モデルはBIM/CIMへの取り込みや将来の維持管理計画の基礎データとして活用できます。

港湾ごとの特性に応じた計測設計

商港・漁港・マリーナ・漁港整備・砂浜海岸など、港湾形態や管理目的は多様です。AGSは対象施設の規模・既存資料の有無・発注者のニーズに応じて、測量範囲・使用機材・成果品形式をオーダーメイドで設計します。

代表実績

名称顧客・実施年内容
海底地形調査近畿地方整備局
2023 年
深浅測量
東京湾中央航路深浅測量関東地方整備局東京湾口航路事務所
2022 年
深浅測量
海底地形測量及び解析・図化業務北陸地方整備局新潟港湾空港技術調査事務所
2020 年
深浅測量
令和元年度八重根漁港航路及びその他深浅測量東京都港湾局
2019 年
深浅測量
金沢港深浅測量北陸地方整備局金沢港湾・空港整備事務所
2019 年
深浅測量
来島海峡航路・鼻栗瀬戸航路深浅測量四国地方整備局松山港湾・空港整備事務所
2018 年
深浅測量
GPS 波浪計係留索現況調査東北地方整備局仙台港湾空港技術調査事務所
2018 年
現況調査
徳島小松島港金磯地区水路測量四国地方整備局小松島港湾・空港整備事務所
2017 年
水路測量
東京湾中央航路深浅測量関東地方整備局東京湾口航路事務所
2017 年
深浅測量
平成 29 年度鷹島海底遺跡関連海底地形調査業務委託長崎県松浦市
2017 年
地形調査
平成 29 年度神津島港消波堤深浅測量東京都港湾局
2017 年
深浅測量
GPS 波浪計係留索現況調査東北地方整備局仙台港湾空港技術調査事務所
2016 年
現況調査

成果物・納品物

  • 水深図・航路縦横断図(設計水深との比較付き)
  • 海底地形3次元鳥瞰図・断彩図(マルチビーム)
  • 海底面性状モザイク画像(サイドスキャンソナー)
  • 地層断面図(地層探査)
  • 点群データ(LAS/LAZ形式等、i-Construction対応)
  • 維持管理用報告書(浚渫判断・構造物健全性評価の根拠資料)

お問い合わせ

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