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海底・エネルギー

海底ケーブルルート・洋上風力発電関連調査と海外事例

立地調査から建設後O&Mまで——洋上風力施設のライフサイクル全域に対応する海洋調査

洋上風力発電事業は、有望区域の選定に始まり、基礎設計のための詳細調査、そして稼働後の保守点検(O&M)まで、一貫した海洋調査が不可欠です。株式会社アーク・ジオ・サポート(AGS)は、マルチビーム測深・サイドスキャンソナー・音響カメラ・グリーンレーザROVなど先端の音響・光学技術を駆使し、洋上風力発電施設のライフサイクル全域を一括してサポートします。

発注者様・事業者様が抱える課題

課題1:調査フェーズごとに異なる専門性が必要で、発注先が分散する

洋上風力事業は「立地選定→基礎設計→施工→O&M」と段階的に進みます。各フェーズで必要な調査内容が異なるため、複数の業者を使い分けるとデータの引き継ぎロス・コスト増・品質管理の複雑化が生じます。ライフサイクルを通じたデータ継続性が求められています。

課題2:稼働後のO&Mリスク——基礎洗掘・ケーブル損傷・マリングロスが収益に直結

モノパイル基礎部の洗掘(海底浸食)が進むと構造安全性が低下し、最悪の場合は強制停止に至ります。海底ケーブルの露出・損傷は系統切断のリスク、マリングロス(海洋生物付着)の肥厚は設計基準超過を招きます。いずれも早期発見・早期対処が維持コストの最小化につながります。

課題3:水中の視認性・アクセス性の困難さ

沖合の洋上環境は濁水・波浪・潮流が複合するため、通常の水中カメラや潜水作業では確認できない箇所が生じます。音響技術と光学技術を組み合わせた複合調査が不可欠です。

課題4:浮体式洋上風力の係留索点検——新領域への対応

浮体式洋上風力(FU:フローティングユニット)は係留索の状態管理が構造健全性の要です。係留索の緩み・腐食・絡まりをリアルタイムで確認できるグリーンレーザROVを活用した点検手法が求められています。

AGSのライフサイクル対応

AGSは洋上風力発電施設のライフサイクルを3フェーズに体系化し、各フェーズに最適な調査技術を組み合わせます。

Phase 1 立地調査(有望区域選定のための基礎調査)

再エネ海域利用法に基づく有望区域・促進区域選定に向けた資料収集・海底地形・地盤状況調査を実施します。マルチビーム測深による広域海底地形把握、浅層地層探査による地盤構造確認を行い、事業可能性評価に必要なデータを提供します。

Phase 2 詳細調査(基礎・設計のための精密調査)

基本設計に必要な精密な海底地形・地盤データを取得します。単杭式基礎(モノパイル)・ジャケット基礎の設置点を中心に高密度マルチビーム測深を実施。浅層地層探査・標準貫入試験との連携により、基礎形式・根入れ深さの設計根拠データを整備します。

Phase 3 O&M(保守点検業務)

稼働後の設備健全性を維持するための定期・臨時点検に対応します。洗掘状況調査(基礎部周辺の海底変形)、敷設ケーブル状況調査、MP・TP(モノパイル・トランジションピース)の水中部調査、FU(フローティングユニット)の動態調査を実施します。

AGSの4つの調査技術

Caviblaster——マリングロスの付着調査と除去

洋上風力発電機基礎部に付着したマリングロス(フジツボ・イガイ等の海洋生物)の厚さを計測し、設計基準と比較します。規定厚みを超える箇所については、Caviblasterを用いて除去作業を実施。点検と除去を一体で提供します。

グリーンレーザ搭載ROV——浮体施設の係留索点検

井桁に組んだグリーンレーザを搭載したROVにより、浮体施設の係留索(チェーン・ワイヤーロープ等)の状態を詳細に確認します。水中での視認が困難な係留索の緩み・腐食・絡まりを非接触で計測・記録します。

マルチビームソナー——基礎部の3次元形状把握

マルチビームソナーによりモノパイル等基礎部周辺の海底地形を3次元で計測。洗掘の発生状況・範囲・深さを面的に可視化し、設置時との比較(変化量の定量化)を実現します。

サイドスキャンソナー——海底面とケーブル敷設路線の確認

海底面全体のモザイク画像を取得し、ケーブル敷設箇所の露出・損傷・埋設深度の変化を把握します。広範囲を短時間で調査できるため、ケーブルルートの定期モニタリングに適しています。

代表実績

名称実施年内容
東北地方浮体式洋上風力発電2025年海底地盤調査
東北地方洋上風力発電2025年磁気探査
北陸地方洋上風力発電2024年調査船人員派遣
北海道地方洋上風力発電2023年漁具調査
東北地方洋上風力発電2022年〜水中部点検(MB、SSS、ROV)
北海道地方洋上風力発電2022年磁気探査
関東地方洋上風力発電2022年海底地形調査(MB)、底質調査
関東地方洋上風力発電2022年調査船人員派遣
九州地方洋上風力発電2019年汀線、陸揚部調査

成果物・納品物

  • 海底地形図・広域地形断面図(立地調査・詳細調査)
  • 浅層地層探査断面図・地盤柱状図(Phase 1/2)
  • 基礎部周辺洗掘状況報告書(3次元鳥瞰図・変化量分布図付き)
  • 海底ケーブル敷設状況報告書(サイドスキャンモザイク画像付き)
  • マリングロス付着調査・除去作業報告書(Caviblaster)
  • 係留索点検報告書(グリーンレーザROV映像付き)
  • 点群データ(LAS/LAZ形式等、i-Construction対応)

お問い合わせ

洋上風力発電関連調査のご相談・お問い合わせはこちら03-5304-7899電話受付 9:00〜18:00(土日祝除く)

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