技術研究・開発・特許

浅海用音波探査システム

AGSの海底下探査技術

弊社では、浅海用音波探査システム、バイブロコアラ海底着座型小型CPT装置の 導入により、効率的かつ低コストな海底下探査技術を提供します。

活用例
・浅海用音波探査システムで、調査区域全体の地層構造を面的に把握(地層断面図で確認)
↓音波探査の結果も踏まえて↓
・CPT装置で、局所的に地盤の強度や土質判別、液状化判定等を行う(数値データで確認)
・バイブロコアラで、局所的に地盤の強度や土質判別、液状化判定等を行う(実際の試料で確認)

システム概要

弊社では、浅海域に特化した海底下構造を効率的に、安価に探査できるシステムを開発しました。
小型軽量の震源を舷側に固定し、比較的短いストリーマケーブルを使用することから、小型船舶(19tクラス)を使用した少人数による運用が可能です。
これにより調査コストの低減を実現します。
非爆破型の震源を使用することで作業の安全性を高めることも期待できます。
震源に小型水中スピーカを適用し、生態環境への影響を低減します。
また、大型船の入れない浅海域での探査が可能なことから、沖合から港湾区域まで幅広いエリアでの活用が実現可能となりました。

1.高精度な探査
・探査環境に最適な発振波形の設定が可能(200~1,600Hz)
・震源は舷側に固定(特許7014386)、オリジナルの曳航ブイ(GNSS搭載) (特許6966825)との併用で、安定した、正確な位置情報をもったデータを取得
・分解能は鉛直方向0.5~1m、水平方向1m

2.安全および環境に配慮したシステム構成
・震源に小型水中スピーカーを使用
・音波探査のより安全な運用を実現、生態環境、漁業への影響も低減

3.浅海域での探査が可能
・システム全体の小型化により港湾区域など浅海域での探査が可能
・小型トラックでの運搬、小型船舶(19t未満)での使用、4名程度の少人数で運用