システム機材

マルチビーム音響測深機Sonic2026

ワイドバンドマルチビーム測深機

中深海計測用(水深約1,000m・i-Construction対応)ワイドバンドマルチビームソナー中深海対応モデル

最大水深約1,000mメートルを目標に、170KHz~450KHzの可変周波数に対応、従来にない0.45°×0.45°(450 KHz)とシリーズ最高の分解能を有します。オプションの90/100KHz周波数使用で舷側艤装可能な小型システムでありながら水深800メートル以上ある中深海での調査を実現。
マルチビームソナーや音響カメラ等を併用することで構造物の損傷確認、洗掘調査等に対応。
また、ロール/ピッチスタビライズ機能の搭載により、深度によらず安定したデータの収録が可能です。

任意設定可能な周波数及びスワス幅・方向

Sonic2026は、データ収録中での周波数・スワス幅・スワス方向をコントロールソフトにより任意に設定可能。
分解能を優先する場合には高い周波数、レンジを優先の場合には低い周波数に設定。

Sonicの超高密度計測技術(UHD技術)により、詳細な設計にも使用可能な高密度の点群データも作成可能です。
周波数は1Hz単位で変更でき、調整により他の音響機器との干渉を軽減することが可能です。 また、構造物を水面付近まで計測する場合はスワス幅を広げ、精密な海底探査を行う場合はスワス幅を狭め、測深密度を上げて計測が可能になり、構造物、岸壁など特定の方向にフォーカスを絞るスワス方向への切り替えも有効。
この可変な周波数とスワス幅 / 方向の変更が幅広い計測目的への対応を可能にします。

Sonic 2026 の仕様


Sonic 2026 の特長

● 第5世代のソナー技術(中深海用)
● 170kHz~450kHzの広帯域周波数
・分解能優先:高周波数
・レンジ優先:低周波数
● 10°~160°の可変スワス
・測深密度優先:狭いスワス設定
・水面付近までの計測優先:広いスワス設定
● 軽量,コンパクト,省電力
● 進行方向0.45°、直交方向0.45°(最高)の分解能
● 最大測深点数1024(1スワスあたり)
● オートパイロット機能(パワー、パルス幅、レンジ、ゲートの自動設定)
● 100m 耐圧
● ロール / ピッチスタビライズ機能